和田みつひと 作品 /Mitsuhito Wada works 2009

「Behind Blue Light Yokohama」

本町実験ギャラリー, BankART Studio NYK, BankART かもめ荘, BankART 桜荘(神奈川)

*『ヨコハマ国際映像祭 2009 CREM』同時開催

会場:本町実験ギャラリー

会場:BankART Studio NYK

会場:BankARTかもめ荘

会場:BankART 桜荘

Photo:谷岡康則 Yasunori Tanioka

「Behind Blue Light Yokohama」 和田みつひと

 

私たちが感じ取っている世界は、光が物体に反射、吸収、透過することによって「見る」ことが出来ます。赤(R)、緑(G)、青(B)の光が重なりあうことで立ち現れるのです。このプロジェクトは、意味やイメージが生成される以前の光と色。「青」を基調に「赤」、「緑」、「青」、「黄」を横浜の街に配置するプロジェクトです。このプロジェクトが意図することは、横浜という場所のイメージを追いかけるのではなく、イメージの向こう側あるいはイメージが生成する以前の、現在(いま)を問うことです。ただ当たり前に在るわけではない私たち自身の経験と感情を喚起させるプロジェクトです。 

2009年

「Behind Blue Light Yokohama」

  • 会期:2009年10月31日[土] - 11月29日[日]
  • 会場:BankART Studio NYK、 本町実験ギャラリー、BankARTかもめ荘、BankART桜荘
  • 主催:BankART1929 
  • 共催:横浜市開港150周年・創造都市事業本部

映像はメタファーであると語ったタルコフスキーの映画には水が幾度となく登場する。映像はシンボルではなく比喩であると。シンボルのように何かのひとつの意味に収斂していくのではなく、川面のように具体的な無限の表象だけが通り過ぎていく。

♪街の灯りがとてもきれいね、横浜、ブルーライトヨコハマ・・・・。

和田みつひとは、横浜の街に「青」、「赤」、「緑」、「黄」の光を配していく。ネオンと水がきらめく街に、この歌を口ずさみながら、意味のまだ生成しない色/光を挿入していく。